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【SK型テールシールブラシの耐水圧実験】Lab#5

【SK型テールシールブラシの耐水圧実験】Lab#5

シールド掘進機に装備されるテールシールは高水圧など過酷な条件下での使用が求められます。SK型テールシールブラシは開発当初(1988)に建機メーカー、止水グリースメーカーと共同で耐水圧実験を実施しています。

【実験装置概要】

  • 装置外径1260mm,セグメント外径1080mm
  • テールクリアランス:片側30mm
  • ブラシサイズ:幅80mm×ブラシ長200mm×厚25mm
  • 弊社標準仕様
  • ブラシ装備段数:3段

【実験条件】

  • 推進速度:3cm/min
  • セグメント形状:鋼製普通セグメント(円形),目違い目開きセグメント(下図)
  • セグメント偏芯量0mm

【実験結果】

実験に使用したSK型テールシールブラシは止水剤との併用により次の止水圧を確認しました。

  • テール部静止時:2MPa(加圧時間は約10分)
  • テール部推進時:1MPa(推進時間は約30分)
  • 止水剤の加圧圧力を水圧より高く維持することで安定した止水状態を得ることができる。
  • セグメントピース間の目違いに対しては普通セグメントと同様の対応で止水可能。

⇒この実験結果を基礎としSK型テールシールブラシは開発以来さまざまな掘進条件のシールド掘進機に採用され実績を重ねています。

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