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【ブラシ毛材の反発力】Lab#13

【ブラシ毛材の反発力】Lab#13

前回のSK-Lab#12では同材質、同仕様のブラシ毛材を用いたブラシの剛性をブラシロールの押付荷重を測定することで比較しました。今回はそのブラシ毛材自身の剛性を見るため、毛材の曲げに対する反発力=曲げ荷重を測定することで比較してみました。

比較するブラシの毛材は前回と同じく各メーカー共通の規格品を使用しました。

ブラシ毛材の仕様:A社、B社、C社共通規格 線径φ0.9mm #240sic砥粒入ナイロン 波付き

1.曲げ荷重の測定方法

一定本数を並べたブラシ毛材の一方をクランプ固定し、クランプ位置から一定距離離れたポイントで圧下(押し付け)を加え荷重を測定。 圧下ポイントは10mm,20mm,40mmとし、各ポイントにて1mm~5mmの圧下量とします。

 

2.測定結果

測定の結果、各測定ポイントともA社およびB社はほぼ同等の測定結果を示しており、C社はその約2/3の結果となっています。これは、前回Lab#12で測定比較したブラシロールの押付け荷重と同傾向の結果を示しています。

 

今回のブラシ毛材自身の剛性(反発力)を検証した方法は極簡易的な方法ですが、Lab#12の結果と合わせて見ると毛材の性能がそのままブラシの性能となって現れていることがよく分かる結果となりました。

やはりブラシの仕様を決めるのは毛材の選定が非常に重要です。今後も最適なブラシをご提案できるよう研究を続けます。

 

 

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