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【砥粒入り毛材】Lab#15

【砥粒入り毛材】Lab#15

今回のSK-Labは研磨用、研削用ブラシに使われる砥粒入り毛材について簡単にご紹介します。

砥粒入り毛材とは

ナイロン,ポリエステル,コーネックスなど、化学繊維の母材に研磨砥粒を含有したブラシ用フィラメント。

砥粒入り毛材の種類

 砥粒の種類 炭化ケイ素(Sic) 酸化アルミニウム(Al2O3) ダイヤモンド(D)
(別名) (シリコンカーバイド) (アルミナ,Almina)
 ヌープ硬度 2500~2700 2000~2200 6000~7000
 砥粒の特徴 一般砥粒として高い硬度を持ち優れた研削力が得られる。 炭化ケイ素に比べて硬度が低く、よりソフトな研磨面が得られる。 超砥粒に分類され、一般砥粒よりもはるかに高い硬度を持つ。
 母材の種類 ナイロン,PBT,コーネックス ナイロン ナイロン,コーネックス
 砥粒の含有率 15~30wt% 15~30wt% 10~20wt%
 砥粒番手 #46~#1500 #80~#1000 #80~#1500
 毛材の線径 φ0.2~φ2.5 φ0.2~φ1.0 φ0.2~φ1.2
 毛材の外観
 ブラシの用途 ・鋼板、ステンレス鋼などの表面研磨、研削、黒皮除去など。

・金属部品のバリ取り、研磨、仕上げ処理など。

・アルミ、銅などの表面研磨、仕上げ処理、軽研削、異物除去など。

・金属・樹脂部品のバリ取り、研磨、仕上げ処理など。

・金属部品の精密研磨など。

ブラシの使用例

<炭化ケイ素(Sic)砥粒入りの毛材を使用したカップブラシによるアルミ部品のバリ取り>

部品コーナー部のバリが除去され、併せてフラット面も研磨されて加工跡が目立たなくなっています。

詳しくはSK-Lab#1をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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